関東地方煉瓦工場表 関東地方煉瓦工場表 http://bdb.kyudou.org/?p=9537 2件のコメント 明治・大正期の鉄道建設に使用されたレンガを調べています。千葉県富津市の湊海岸に接岸された、房州石を対岸の神奈川・東京に運送した帰り船にレンガを積載した写真があり、そのレンガがどこで製造されたものか、また鉄道建設に使用されたのかを調べています。明治・大正期に関東地方にて製造されたレンガの刻印が知りたくて、当ページにたどり着いたものです。 返信 コメントありがとうございます。関東編は実地で調べた情報が少なく、検証もあまりできていませんので、お役に立てるかどうか不安です。お気づきの点がありましたらどうぞお教えください。 関東地方、海上輸送、となると、愛知や三重といった中京地方の煉瓦工場から運ばれた可能性があることもお考えいただいたほうがよいかも知れません。江戸と三河は古くから海運で結ばれていましたし、実際に横須賀市浦和の浦和ドック(明治32年竣工)には愛知県の岡田煉瓦の製品が使われていると聞きました。 お調べになっている煉瓦に刻印があれば確実にわかるのですが、そうでない場合は、煉瓦の断面の状態から産地にアテをつけることができるかも知れません。三河以西(関西も)の手成形煉瓦は胎土に斑状に白い層が混じっていたり、石英もしくは長石とみられる白色・透明の小さな石粒を含んでいたりすることが多いです。一方関東の煉瓦は、私の知る限りでは非常に均質で、チョコレートクッキーの断面のような印象を受けます。例は少ないですが下記ページで断面写真を見比べることができます。 https://bdb.kyudou.org/%e6%96%ad%e9%9d%a2%e6%af%94%e8%bc%83/ (対象の煉瓦が機械成形の煉瓦だった場合は機械力による混練で白斑を生じていないかも知れません。もちろん関東でも地域によっては中京・関西と似た胎土のものもあるだろうと思います) 返信 nagajis へ返信する コメントをキャンセル メールアドレスが公開されることはありません。コメント 名前 メール サイト 投稿ナビゲーション 関東地方煉瓦工場表
明治・大正期の鉄道建設に使用されたレンガを調べています。千葉県富津市の湊海岸に接岸された、房州石を対岸の神奈川・東京に運送した帰り船にレンガを積載した写真があり、そのレンガがどこで製造されたものか、また鉄道建設に使用されたのかを調べています。明治・大正期に関東地方にて製造されたレンガの刻印が知りたくて、当ページにたどり着いたものです。 返信
コメントありがとうございます。関東編は実地で調べた情報が少なく、検証もあまりできていませんので、お役に立てるかどうか不安です。お気づきの点がありましたらどうぞお教えください。 関東地方、海上輸送、となると、愛知や三重といった中京地方の煉瓦工場から運ばれた可能性があることもお考えいただいたほうがよいかも知れません。江戸と三河は古くから海運で結ばれていましたし、実際に横須賀市浦和の浦和ドック(明治32年竣工)には愛知県の岡田煉瓦の製品が使われていると聞きました。 お調べになっている煉瓦に刻印があれば確実にわかるのですが、そうでない場合は、煉瓦の断面の状態から産地にアテをつけることができるかも知れません。三河以西(関西も)の手成形煉瓦は胎土に斑状に白い層が混じっていたり、石英もしくは長石とみられる白色・透明の小さな石粒を含んでいたりすることが多いです。一方関東の煉瓦は、私の知る限りでは非常に均質で、チョコレートクッキーの断面のような印象を受けます。例は少ないですが下記ページで断面写真を見比べることができます。 https://bdb.kyudou.org/%e6%96%ad%e9%9d%a2%e6%af%94%e8%bc%83/ (対象の煉瓦が機械成形の煉瓦だった場合は機械力による混練で白斑を生じていないかも知れません。もちろん関東でも地域によっては中京・関西と似た胎土のものもあるだろうと思います) 返信
明治・大正期の鉄道建設に使用されたレンガを調べています。千葉県富津市の湊海岸に接岸された、房州石を対岸の神奈川・東京に運送した帰り船にレンガを積載した写真があり、そのレンガがどこで製造されたものか、また鉄道建設に使用されたのかを調べています。明治・大正期に関東地方にて製造されたレンガの刻印が知りたくて、当ページにたどり着いたものです。
コメントありがとうございます。関東編は実地で調べた情報が少なく、検証もあまりできていませんので、お役に立てるかどうか不安です。お気づきの点がありましたらどうぞお教えください。
関東地方、海上輸送、となると、愛知や三重といった中京地方の煉瓦工場から運ばれた可能性があることもお考えいただいたほうがよいかも知れません。江戸と三河は古くから海運で結ばれていましたし、実際に横須賀市浦和の浦和ドック(明治32年竣工)には愛知県の岡田煉瓦の製品が使われていると聞きました。
お調べになっている煉瓦に刻印があれば確実にわかるのですが、そうでない場合は、煉瓦の断面の状態から産地にアテをつけることができるかも知れません。三河以西(関西も)の手成形煉瓦は胎土に斑状に白い層が混じっていたり、石英もしくは長石とみられる白色・透明の小さな石粒を含んでいたりすることが多いです。一方関東の煉瓦は、私の知る限りでは非常に均質で、チョコレートクッキーの断面のような印象を受けます。例は少ないですが下記ページで断面写真を見比べることができます。
https://bdb.kyudou.org/%e6%96%ad%e9%9d%a2%e6%af%94%e8%bc%83/
(対象の煉瓦が機械成形の煉瓦だった場合は機械力による混練で白斑を生じていないかも知れません。もちろん関東でも地域によっては中京・関西と似た胎土のものもあるだろうと思います)