”カネマル”刻印

鍵括弧(カネ)に○を組み合わせたような刻印。径4cmほどの大型の刻印である。印南郡検出品も豊中市転石もともに機械成形に打刻されており、比較的後年の(大正期以降の)煉瓦と想像される。該当会社は不明だが、機械を導入していた工場で絞り込めないものか?

愛知県高浜市の路傍で見た陶管にこのような刻印があった。”KAMIYA CW”は同所に発祥した神谷窯業(株)のことと思われ、その社章がカネマルであったようである(神谷窯業は本社を東京に置いていたが同姓の煉瓦工場・瓦工場が碧南市域に存続していた。神谷窯業については『日本人事興信録 : 全国篇 第7版』(1963)など参照のこと)。該煉瓦もJISサイズであったはず。


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