岸和田煉瓦 ”岸×泉” 印

岸和田煉瓦刻印のバリエーション。山口県下関市の旧国領事館(明治39年竣工)などで見つかっているもので、岸和田煉瓦刻印の総検出量からすれば非常に数が少ない。丁寧に作られた上等品に押されたものか。同様の配置で「標×商」という刻印が大阪府庁発掘現場から見つかっており(大阪府文化財センター調査報告書『旧大阪府庁舎跡』)、また岸和田煉瓦が”×”マークの商標を取得したのは明治36年5月8日のことなので(『日本登録商標大全 上巻』)、それ以降数年間に渡って使用された印と考えられる。

市街地では和歌山市のイズミヤ和歌山店駐車場の壁、大阪市西区野田の路傍などで検出例あり。


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