開渠北方の一線分を支えている煉瓦積み橋台が大阪鉄道時代のオリジナル構造とみられる。橋台天面に”亀甲+九”の印あり。サイズ感は王寺町久度で検出した”亀甲+ヒ”と同じで、恐らく呉鎮守府庁舎の解体瓦礫から検出されたものと同じ(『街のいろはレンガ色 呉レンガ考』p.124)。呉鎮守府開庁時の建物はすべてM22.3.中に竣工しており(同書p.131)該刻印もその頃のものと考えればカルケットのオリジナル性を証左するものになるだろう。
”亀甲+九”@第一井路開渠(王寺町カルケット)オリジナル部
http://bdb.kyudou.org/?p=14528