[Sec]旧長浜駅舎 窓枠・入口枠部煉瓦


関西風の白斑、白色石粒だけでなく褐色・黒色の摩耗した石粒を多数含む。寸法は並形系。褐色石粒が風化・欠落して穴が開いているのは京都大阪間鉄道構造物のオリジナル部(例えば老ヶ辻避溢橋など)にも見られ、さほど顕著ではない白斑の含み方などもよく似ているように思われる。堺方面からはるばる運んできたものか、あるいは雄琴の臨時工場で製造したものか。

壁部の煉瓦はすべて表面が研磨されている。竣工後ある時期に壁面全体にペンキが塗られ、さらに煉瓦部分のみ研磨してペンキを落としたもののようである。この状況は窓枠側の側面を見るとよくわかる(窓枠のキワは研磨されていずオリジナルの肌が残っている)。

http://bdb.kyudou.org/?p=14065

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