日生産業
印南郡伊保村中筋893の工場は和田煉瓦→川崎重工業炉材工場を経て昭和30年から日成産業の所有工場に。『工場通覧』では昭和47年版(S45時点)まで煉瓦製造が確認できる。工場所在地はいま日成マンションという集合住宅になっており、同社が不動産業へ転業し工場跡をマンション化したものと推測される。広大な敷地を必要とする煉瓦工場が、廃業後に不動産業へ転業し跡地がマンションや新興住宅街になっている例は多い(旧印南郡域に限らず)。
”日”刻印は高砂市中筋ほか旧印南郡域で見られるほか、大阪府豊中市でも検出例がある。管見の限りでは褐色ががった色目の煉瓦に押されていることが多いようだ。