河内堅上駅~亀の瀬隧道間の旧線敷に残る暗渠。スパン約1.2m(4ft)、長約3mの煉瓦側壁+煉瓦欠円アーチ部と長6mのC側壁+煉瓦欠円アーチ部とからなる。セオリーからいえば後者がオリジナル部ということになるが、ここに使われている煉瓦は厚60mmの機械成形煉瓦なので前者がM23供用開始のオリジナル部と考えられる(T13.3.29複線開業)。
大阪鉄道 雁多尾畑暗渠
R長手/厚 34=4.21 [4.17, 4.26]99%
R小口/厚 34/sub>=2.00 [1.97, 2.02]99%
D20 = 221.9 x 106.4 x 53.04 mm
⇒ 7.3 x 3.5 x 1.75 寸 or 8-3/4 x 4-1/4 x 2-1/8 in ( 1.2 in/寸 換算 )
オリジナル部の対厚比は大高並形(7.4 x 3.5 x 1.75 寸)に近く、ただ実寸長手が1分ほど短い。インチで表せば 8-3/4 x 4-1/4 x 2-1/8 in (=モジュラー設計の山陽新形)で比較的よく表せる。8-3/4 x 4-1/4 x 2 in を尺寸に寄せて作った結果がこれだったのではないか。