M7竣工の大阪府庁舎(江之子島庁舎)跡で採取された阪府授産所製品の寸法。『旧大阪府庁舎』発掘調査報告書p.121の表から全形で採寸されたものを抽出。採寸法は不明、厚有効数字は2桁。
厚平均値が55mm強と若干小さく、そのせいで対厚比が大きくなっているが、長手や小口の平均値は京都大阪間鉄道のそれによく似る(厚を57mmとすると4.10/2.00前後になりほぼ一致する)。ただしp.121表の非全形の煉瓦も含め54点の厚さデータを平均すると55.11mmとなるので偶々小さく見積もられたわけではないようだ。
平均値は 9-1/4 x 4-1/2 x 2-1/8 ins. によく近似される(京都大阪間鉄道の煉瓦より1/8インチ薄い)。五厘規格化の尺寸ではきれいに表現できない。