”カ十一”@琵琶湖疏水安朱川水路橋

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南側胸壁の向かって2パネル目、笠石裏。他に”カ十二”あり。

文字のサイズ感は膳所の”英数字+漢数字”に似る。上採刻印比較参照。ただし膳所印の小判型縁は文字表面よりも高く作られている(単に小判型部材に彫りつけた文字というわけでないことに注意のこと→nagajis)。これと”ソ+漢数字”を比較すると漢数字にはかなり共通性があるように思われ、これと同系列と見るべきと思われる。以前は膳所監獄製を疑っていたが、”小判型+英/漢数字”であって文字種は全く異なるし、膳所監獄が煉瓦製造を始めたのは明治21年4月からであり安朱川水路橋が完成して以降のことになる。むしろ疏水工場→膳所監獄の流れを考えたほうがよいのかも知れない。

安朱川水路橋はM20.12.25に竣工(『琵琶湖疏水要誌 訂2版』p.363)。インクラねじりまんぽはM21.6竣工(同p.361)、第二隧道(吐口)はM20.12.8竣工。(『琵琶湖疏水要誌 訂2版』)

https://bdb.kyudou.org/?p=14038

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