既検出の井筒用異形煉瓦の寸法・形状をまとめた一覧表。小数点以下の寸法を記載したものは複数個の平均値、それ以外は単個寸法。異形煉瓦の寸法は角欠けや焼成誤差があるため単個寸法の値は信頼しないほうがよいかも知れない。とはいえ複数の規格が併存していた最初期から幾つかの工事を経て東海道線建設の頃に統一規格ができあった(それがM29規格になった)ことは概把されると思う。
山陽鉄道夢前川橋梁と官設鉄道水無瀬川橋梁の”イロハ”形状はイレギュラーな存在で、山陽鉄道が採用した規格が鉄道局に逆輸入された形になっている。旭商社を経由してなんとはなしに採用されたのだろうか。