刈谷旧市街焼損煉瓦(推:刈谷士族工場)

旧刈谷城下の高台の麓(緒川街道に沿って並んでいた侍屋敷の城下町側の麓)、民家跡の畑に転じていた焼損煉瓦。平に三本の煉瓦を小口立てて載せた状態で固着したものと、2つの長手で平を挟んだ状態で固着したものの二種を検出。刻印はないが検出位置からして刈谷士族工場の焼製品と想像される。平に小口立てで焼成した例(平に焼斑がある例)は関西地方ではほとんど見ないが三河産煉瓦(中部以東)では時折見られるように思う。右のような焼成痕は未見だが…

c.f.漢数字”十”@成山第二低部砲台

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