漢数字”五”@宮崎県日南市山仮屋隧道

明治24年着工・同25年8月竣工の山仮屋隧道に使用。側壁の亀裂の隙間に漢数字刻印”五”と”十四”らしき刻印を確認できる。山仮屋隧道の建設には大阪堺の旭商社が煉瓦を供給した記録があり、同社が漢数字刻印を使用していたことが裏付けられた。ただし平が確認できた煉瓦の数に比べると刻印数は少ない。数個に1つの割合で打刻したか、特定の職人のみが刻印を使用したのかも知れない。

漢数字”五”は一画目を省略した特徴的な書体。同じものが大阪府豊中市や友ヶ島砲台でも確認されている。

http://bdb.kyudou.org/?p=9313

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